鍋の語源は諸説ありますが、野菜や魚を煮る「菜甕(なへ)」を差すと言われ、日本最初の承平年間(931~938年)に編纂された漢和辞典「和名抄」(承平年間931~938年)に「鍋」という字が見られます。鍋料理そのものの起源は縄文時代で、貝塚から煮炊きに使った土器や動物や魚の骨、貝殻が出土しています。山芋やこぼうはすでに栽培され、ふきやせり、ワラビなどの山菜や椎茸も使われていたそうです。万葉集には、野で摘んだ嫁菜の若葉を使った鍋の記述も見られ、その後、江戸時代に入るとおなじみのあんこう鍋、鳥鍋、どじょう鍋などが登場してきました。

現在は全国各地に名物鍋があり、キムチ鍋やブイヤーベースなど外国の鍋もすっかり定着しています。

鍋料理の魅力は、いろいろありますが、
第1に、材料を鍋に切って入れるだけの手軽さや後片付けの簡単さ
第2に、出汁やタレ、薬味で自由に味のバリエーションが付けられること
第3に、肉や魚に偏らず、たっぷりと野菜が採れ、栄養バランスが良くヘルシーなこと

そしてなにより、家族や友人とおしゃべりしながら楽しく食事ができることですよね。今は少ないようですが、我が家にはこたつがあり、普段忙しい家族が久しぶりに揃うと、こたつに集まりお鍋を囲みます。働いているお店でも、お鍋を前にすると皆さん、いい笑顔。お鍋には人の心を開かせる魅力あります。



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